部品の自動供給とは

 部品の自動供給とは、上流側の製造工程や部品を大量に貯蔵する倉庫から、供給の対象となる部品(以下ワークという)の補給を受けて、下流側の製造・加工・組立工程や機器に対し所定の姿勢で・所定の時期に・所定の場所へワークを供給する為の、生産システムの一部を構成するサブシステムなのです。

 部品供給システムを導入しワークを自動供給しようとする時は、整列供給装置の他に所定の貯蔵が出来るホッパと、次工程までワークを給送して次工程との整合をはかること出来るシュート・ベルトコンベア・直進フィーダ等がないと、供給システムは円滑に機能しないのです。

 整列供給装置はその中に必要以上のワークを貯蔵することが出来ないので、前工程や倉庫などから送られてきたワークを貯蔵する補給機としてのホッパが必要となります。

 また、部品供給では部品を整列させる時、主として選択的整列(整列供給装置の中で送路を走行するワークの中から、供給姿勢になっているワークだけを選択して取りだす技法)の手法を用いることが多いので、供給されるワークが常時一定数ずつ排出されることにはなりません。このためシュート・ベルトコンベア・直進フィーダ等を利用して、整列されたワークバッファとして一時的に貯留し、部品供給システムと次工程の機器との能力の整合を図る必要があります。

 このシステムの構成が間違っていたり、前後の工程との整合がうまく機能しないと、如何に優秀な部品供給装置を使っても、ワークの供給が円滑に且つ満足した状態で行われないことになります。

第1図  部品供給システムの一例