部品供給機の周辺

 部品の供給はホッパやシュート・ベルトコンベア・直進フィーダ迄を含めたトータルシステムとしてお考えください。メーカーはこれらのシステム構成について、お客様のご相談に応じることが出来ます。
 特に供給装置と下流側に接続される機械の間には、能力を整合させる為に一時的に貯蔵することのできるバッファが必要になります。バッファは時には振動ボウルフィーダの中にワークを溜めて実現することもありますが、供給機に接続されるシュート・ベルトコンベア・直進フィーダの上にワークを滑らせて貯留することで実現されます。目安として少なくとも次工程で30秒間に必要とするワークの量を、貯留することが必要です。バッファが少ないと次工程でのワーク切れが発生します。

A)補助ホッパ
 ホッパは部品供給機の中に貯蔵できるワークの量が限られているので、補助的 な貯蔵要素として使うことになります。従って部品供給機からの投入命令によって、適量のワークが部品供給機に投入できるものでなければなりません。

 各種のホッパのワークの投入・取り出しの態様についての比較してみました。
a)タンク加振型ホッパ
上方から投入し、下方から取り出す。
b)エレベータ型ホッパ
下方に設置し、上方にくみ上げる。
第9図 タンク加振型ホッパ 第10図 エレベータ型ホッパ

B)シュート
ワークが部品供給装置から重力によって、滑り
降りるために使用します。ワークとシュートの面
との間の摩擦が重要な役割をします。シュートの
曲がりの部分にワ―クを止めるとつまりの原因
になりますのでレイアウトには注意しましょう。
 重力を利用したシュートにバッファ役をさせる
ことは、摩擦という不安定要因が多いので、な
るべく避けたほうが賢明です。
第11図 S字型シュート

 供給装置から排出されるワークの姿勢を次工程が必要とする供給姿勢にするため、シュートを色々加工してワークの姿勢を変換することもあります。
第12図 反転シュート 第13図 捻りシュート
 反転シュートはワークの表裏を反転するものであり、捻りシュートはワークの進行方向を軸としてワークの姿勢を回転させるものです。

C)ベルトコンベア
 従来からベルトコンベアは単に物を載せて運ぶだけと考えていましたが、ガイドをうまく作れば整列の要素にもなりますし、姿勢の保持をしながら、バッファの役をさせることも出来ます。移送速度は最大100m/min.とすることも可能です。部品供給装置の排出速度より早い方が良い結果が得られます。

D)振動直進フィーダ
 振動直進フィーダでワークを給送します。給送速度はベルトコンベアに比べて遅くなるのが普通です。
 振動の制御方法や、ワークのガイドについては振動ボウルフィーダと同じように考えてよいでしょう。

第14図 振動直進フィーダ