雑学のススメ No.1(02・ 7/8)

東海道新幹線の海側の窓から富士山が見えます。
〜 1/180 の確立 〜

 東海道新幹線は昭和39年10月1日に産声を上げてから40年近くになります。
東海道新幹線の車窓からの楽しみといえば、四季折々によって異なる姿を見せる「富士山」が第一でしょう。
 「富士山」は富士川の鉄橋を渡る時、最も美しく見えることはよく写真でも紹介されています。また三島駅や新富士駅から大きく見えることも、沢山の方が知っておられます。


東京駅を出発したひかり号の車窓から、最初に「富士山」が見えるのはどのあたりでしょう。JR品川駅を過ぎ右にカーブすると、ビルの向こうに見える「富士山」を発見したことがあると思います。
 それでは最後に見えなくなるのはどのあたりでしょう。浜松駅付近まで見えることは確かです。しばらくすると浜名湖の鉄橋を渡ります。障害物がないのでここからも見えます。さらに東海道本線の鷲津駅・新所原駅を過ぎても遠くの山の向こうに見えるのです。
 丁度東京駅を出発して1時間30分、新大阪駅までの約1/2,「富士山」は思わぬ所から顔を出し、周りの景色によって様々な姿を見せ、乗客を楽しませてくれます。

 東海道新幹線の車窓から「富士山」を見るには、山側(大阪に向かって進行方向右側)と決めておられると思います。ところが1ヶ所だけ海側(大阪に向かって進行方向左側)の窓から「富士山」が見える所があるのです。

 静岡駅を過ぎ安倍川の鉄橋を渡ると、左に大きくカーブする所があります。そこから海側の車窓から「富士山」が見えるのです。用宗(もちむね)のトンネルに入るまでの、たった1分間だけです。

東京〜新大阪間をひかり号に乗って、3時間(180分)とすると
1 / 180 の確率ということになります。

 東海道新幹線が開通してから40年近くになるのに、このことはあまり知られていません。

@「富士山」が見える日は少ない。
A見えていてもこの場所から見えるとは限らない。
B進行方向に向かって座席が前向きになっているので、東京からの
下りでは後方に見える「富士山」に気がつかない。
CA席(海側)よりもE席(山側)の方に良く座る。
D心地よく寝ていることが多い。
ことなどが、その理由だと思われます。

 お天気の良い日に当たりましたら、東京から丁度1時間、静岡駅を通過したら「A席」に移動してみて下さい。さらに進行方向に向かって反対方向に座ると貴重な「左富士」を見ることが出来ます。