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運動会や遠足には申分ないのですが、空の表情となるといささか「趣」にかけるところがあります。それに比べ空に浮かぶ「雲」は、千変万化の表情を見せてくれます。動物の姿や人の顔に見えたり、思わず舌なめずりをしたくなるようなアイスクリームに見えたり、時間の経過によって形を変える一瞬の変化を楽しむことが出来ます。 自然との触れ合いを大切にした太古から、人間と雲との間には切っても切れない関係があります。「夕焼け雲」をみて明日の天気を予想したり、雲の動きから嵐の接近をいち早く察知し、漁船の遭難を回避することもその一つです。自然の恩恵を受け海で働く人々にとって「雲」は大漁の予兆であったり、身を守る知恵であったりします。「鰯雲(いわしぐも)」「鯖雲(さばぐも)」「鱗雲(うろこぐも)」など「魚」に関係する雲が沢山あることからも伺えます。 それでは「かんぱち雲」と呼ばれる雲があるのですが、どんな雲かご存知でしょうか。 「魚」の「かんぱち」を思い浮かべますが、そうではありません。正しくは「環八雲」と書きます。1970年ごろから観測され始めた新しい「雲」なのです。
環境を悪くしている原因は沢山ありますが、環境問題に取り組むには私たち一人一人が、毎日の生活を足元から見直すことから始まります。 |